傑作漫画『美醜の大地』を11巻まで読んだので、感想を置いておきます。
全体としても、非常に引き込まれる作品でした。
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『美醜の大地」は、kindle unlimitedで10巻まで読めるので、まだ読んでない方は無料体験どうぞ。(2021年6月時点)
また、kindle unlimited で読めるオススメ漫画は、以下の記事にまとめてます。
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こんな疑問を解決します。 この記事では、「kindle unlimited」 に漫画が少ないという噂を検証し、面白いオススメ漫画を一覧にしました。 結果、kindle un ...
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※記事内の、kindle unlimitedをはじめとする漫画サービスの情報は2020年9月のものです。最新情報は公式サイトにてお確かめください。
【ネタバレ感想】『美醜の大地』を12巻まで。
感想を巻数ごとにサクッと書いていきます。
↓あらすじ・作者はコチラ
注意ポイント
ここから下は、『美醜の大地〜復讐のために顔を捨てた女〜』のネタバレを含みます。
1巻のネタバレ感想
復讐を開始するまでの経緯がなかなか残酷なものでした。
そりゃ見返したくなりますね。
そして、1巻ではやくも敏恵・百子・スミ子・サチへの復讐が遂行。
思った以上に残忍でした。けど、なぜかこの作品に惹かれます。
2巻のネタバレ感想
いじめを見過ごしにした男教師と、いじめっ子・ヤエ子への復讐が遂行。
すごいペースで話が進みました。この感じが続くんですかね。
また、いじめの主犯・絢子のヤバそうな夫もまた登場。
さて、3巻を読みます。
3巻のネタバレ感想
生き残って暴れ回る敏恵、ハナの味方になる〇〇。
高島津絢子の高校時代にも遡りました。
流石のペースで話が進んでいます。良い。
4巻のネタバレ感想
とうとう遭遇した菜穂子(ハナ)と絢子。
そして、サチを支配する敏恵、ハナを追う記者・綿貫。
各グループで物語が進行していきます。
また、絢子のヤバ夫も、その狂気じみた愛を露呈。ちょっと引くけど、味があってよし。
5巻のネタバレ感想
邂逅した綿貫と菜穂子。
本来は邪魔であるはずの綿貫に対して、悪人になりきれない菜穂子の人間味が出ていて良かったです。
また、菜穂子(ハナ)、高島津、敏恵、医者の4グループに構図がハッキリ分かれてきました。理解しやすい。
6巻のネタバレ感想
高島津家に一発かましたハナ(菜穂子)。
単純な仕掛けのダイナマイトでしょうか、とんでもない威力でした。
そして、ずっと掴みどころが無かった絢子の本心もそろそろ見えてきそうな予感。
さて、7巻を読みます。
7巻のネタバレ感想
大きな進展は無かったけど、惹きつけられる作品に変わりはないです。
ハナの秘密を知ってしまった敏恵が、どうハナに接触するのかが少し心配。
いじめの過去を知っていると、どうしてもハナ(菜穂子)サイドを応援したくなりますね。
8巻のネタバレ感想
いじめっ子の中では、反省もしていて好感度が高いサチ。
ハナも逃してくれたけど、サチがあんなことになるなんて少しショックです。
そして狂気が止まらない敏恵。新しい顔を無理やり作ってますね。怖い。
9巻のネタバレ感想
絢子回でしたね。
ついに明らかになった高島津絢子の秘密。想像以上にドロドロしたものでした。
ただ、絢子がハナに固執する理由がまだ掴めません。
さて、10巻を読みます。
10巻のネタバレ感想
ついに菜穂子の秘密を知ってしまった綿貫。
それでも菜穂子(ハナ)に寄り添おうとする彼に感動しました。
狂気を振り回していた敏恵は相応の仕打ちを受けましたね。
11巻のネタバレ感想
裏でつながる菊乃と〇〇、生きていた敏恵、綿貫と繋がるハナ陣営。
展開が細かく変わっていきます。
完結まで後どれくらいでしょうか。結末が楽しみです。
そして、次巻以降もkindle unlimitedで読めることを期待します。
12巻のネタバレ感想
※2021/4/1に読了。
医者がなぜハナの顔を、あんな美女に作り変えたのか。
その理由が明かされました。
医者自身も、幼少期に特別な思い出があったみたいです。
全体としての感想
戦後や昭和のミステリーの面白さは「スマホ」がないことです。各地がインターネットで繋がっていないからこそ、人が裏でどう動いているのか相手には分かりません。そして、対象の行動に気づくきっかけは3つ。新聞・口承・目視です。しかし、新聞で気づくことは滅多にないため、基本的には口承・目視の2つ。つまり、人と人が接触しなければ新しい情報が生まれず、展開が変わらないのです。よって、昭和のミステリーは、現代を描いた作品より「登場人物が1人でいるシーン」が少ない気がします。今回読んだ、『美醜の大地』もその類でした。
人間関係を狭く深く描き、無駄な情報がなく、展開がトントン進むため、巻が進むたびに惹きつけられます。
別人になって復讐するというのは、ちょいちょい見かけますが、その中でもストーリーが練りこまれた素晴らしい作品でした。
『美醜の大地』みんなの感想【Twitter】
『美醜の大地』に他の読者はどんな感想を持っているのか、ザックリ調べてみました。
https://twitter.com/m_a_m_i_chan/status/937721433937002496
https://twitter.com/murametoritai/status/1304437650531573760
https://twitter.com/seresu_gothic/status/1110142053533380609
https://twitter.com/gremi_grayfull/status/1278665810009972736
今更だけど「美醜の大地」面白い!舞台は北海道、樺太引き揚げがきっかけになってるあたりからして重たくてその辺のレディコミとは一線を画す骨太な話。ただ醜かっただけで苛められ母と弟を亡くした女が当時の同級生達に復讐していくのだけれど、美人と不美人への男の反応の違いがとてもリアルで怖い。 pic.twitter.com/IXaT1bN3DP
— 人間のマカロン (@macarronneko) May 8, 2020
ハマる人はハマっているようですね。
『美醜の大地』のAmazonレビュー探究
Amazonレビューはどうでしょうか。
巻数ごとにまとめてみました。
1巻 | 4.6 (22) |
2巻 | 4.5 (10) |
3巻 | 4.4 (7) |
4巻 | 3.6 (6) |
5巻 | 4.0 (5) |
6巻 | 4.6 (7) |
7巻 | 4.2 (7) |
8巻 | 4.5 (7) |
9巻 | 4.4 (13) |
10巻 | 4.5 (22) |
11巻 | 4.8 (7) |
※2020/9/13時点のもので、時点で最新刊の11巻までの値。
グラフにすると以下の感じ。
ほとんどが4.5付近で高いですね。
流石の面白さということでしょう。
『美醜の大地』を読んだ人が次に読む漫画5選
『美醜の大地』を読んだ人が次に読むのにオススメの漫画を5つ選びました。以下の通りです。
- 惨殺の地
- 緋い初夜
- 外道の歌
- 復讐の教科書
- ガンニバル
『惨殺の地』と『緋い初夜』は、『美醜の大地』と同じ作者さんです。
惨殺の地〜津山30人殺しは巡る〜
短編スリラー集
現代のミステリー・ホラーを短編で書いていく作品。
タイトルは話の1つ。サクサク読めます。
緋い初夜〜家畜同然に売られた女の復讐〜
短編スリラー世界編
世界を舞台に短編ミステリー・スリラーを描いていく作品。
サクッと読んでください。
外道の歌
安穏と生きる犯罪者に制裁
依頼人に代わって、復讐を代行していく男の話。
ダークな世界観ながら、どこか包み込むような優しさがあります。
復讐の教科書
教師と入れ替わって復讐開始
教師とぶつかって体が入れ替わった少年が、教師の立場を利用して、同級生のいじめっ子に復讐する話。
復讐に隙が多くて、逆にハラハラしてしまう漫画です。
ガンニバル
引越し先は人喰い村
食人文化が残るヤバイ村に、警官とその家族が引っ越し、危ない事件に巻き込まれる話。
違う論理で動く集団の中に投げ込まれた主人公の葛藤がヒシヒシと伝わってきます。
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以上が、次に読んで欲しいオススメ5作品になります。
興味がある作品があれば読んでみてください。
また、kindle unlimitedを使えば、本記事で紹介した以下の漫画が、追加料金なしで読めるのでぜひご利用ください。
- 『美醜の大地』(1〜10巻)
- 『惨殺の地』
- 『緋い初夜』
- 『外道の歌』(1巻)
- 『ガンニバル 』(1巻)
※2020年9月時点の情報です。
読める漫画は時期によって変わるので、読みたい漫画があるうちにどうぞ。