眠れないほど面白い漫画『うなぎ鬼』を読んだので、ネタバレ含む感想を置いておきます。
また、記事内には以下のコンテンツもありますので、合わせてどうぞ。
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【ネタバレ注意】漫画『うなぎ鬼』全3巻の感想と考察
巻ごとに、読んだらすぐに感想を書いていきます。
まだ『うなぎ鬼』を読んでない人は、アプリで無料で読めるのでどうぞ。
※『うなぎ鬼』は「マンガBANG！」で2021/9/30まで公開。
1巻のネタバレ感想
ゾクゾク感が最高
運び屋を任された男が、自分でも何を運んでいるのか分からない恐怖を感じる姿、を描いた作品。
主人公の男・倉見は、金貸しや臨時の汚れ仕事をする会社で働き、その図体を生かして集金をするのですが、急に運びの仕事を受けるんですね。
そして一往復で15万という高額な配当を貰うんですが、何を運んでいるのかは終始明かされません。
運ぶ先はうなぎの養殖屋なのですが、どうやらうなぎはタンパク質なら何でも食べるらしい、と。
もう、怪しさ危なさがプンプンしますよね。
また、この1巻では、妻のいる倉見が美女と出会って終わるんですが、ここからどうなるのか本当に楽しみです。
こんなにワクワクしたのは久しぶりかもしれません。
さて、2巻を読みます。
2巻のネタバレ感想
面白すぎ
・何の肉を使っているのか分からない鍋
・組織から逃げる同僚
・金を貸した女の裏側
内容がギッシリ詰まっていた2巻でした。
もう面白すぎて…最高です。
前に「うなぎ鬼」の広告で見た、何の肉か分からない鍋に人間の歯が入っていたシーンはこの巻だったんですね。
主人公・倉田の顔と心理描写、「バレたか」とゾッとするような周りの表情に、凄くゾクゾクしました。
そして、自然と描かれる東京のヤバイ町・黒牟(クロム)。
少女のウリに加え、人肉を連想させる違和感の数々が、本当に現実に存在するかのように感じられます。
このあたりの現実感の演出もただただ感心するばかりですね。
また、倉見が妻の若い頃と重ねた美女は、ただの金を引っ張る悪いヤツでした。
個人的には、倉見と奥さんが幸せになるのを願っているので、倉見がミキの実態に気づいて嬉しかったです。
さて、次が最終巻らしいのですが、果たしてどう落ち着くのか。
3巻に手を伸ばします。
3巻のネタバレ感想
結末のネタバレが含まれます。
圧巻！
・ミキを殺してしまう倉見
・養殖屋マルヨシで処理されるミキ
・ミキの兄だった山木の復讐
・体を剥がされる倉見
・助ける秀さん
・最後は幸せな夫婦？
最高の3巻でした。
まさか倉見が殺人犯になってしまうなんて…
とんでもない波乱が起きましたね。
また、ミキの兄に倉見が復讐を受けるシーンで、倉見が死ぬバッドエンドを覚悟したんですが、ここで秀さんが登場という。
倉見に秀さんが人生論を語りかける場面は、胸の奥にジーンと来るものがありました。
そして、最後は幸せな夫婦が見れて良し！と思ったんですが、どうやら山木の影がちらり。
終了間際に、少しゾッとさせてくれた『うなぎ鬼』でした。
改めて最高の漫画です！
全体として、とんでもなく面白かったです。
『うなぎ鬼』：他の人の感想
他の人の感想も見つけたので、いくつか置いておきます。
ヤングキングの「うなぎ鬼」面白い。多分ストーリーは死体らしきもの（まだ動く）を養殖うなぎに食べさせて始末する話。主人公はその詳細を聞かされずに運び屋をやらされることになった。こういう裏社会ホラーは映画化したらいいと思う。
— ivnin (@ivnin) August 2, 2014
うなぎ鬼って漫画が超絶に面白い‼️あれ実写映画化したら、良いかも⁉️
— トミ@所沢のミミズクな人 (@ryoma_0706) October 20, 2018
うなぎ鬼 面白かった。良い台詞がある漫画が好みなのか。
— 有野△。 (@arimorokoshi415) November 8, 2015
『うなぎ鬼』の作者さん
原作は高田 侑(たかだ ゆう)先生、漫画は落合 裕介(おちあい ゆうすけ)先生です。
原作：高田先生
長く生きていれば、そこにいると自分が価値のないくだらない者に思えてくる場所というのは必ずある。そこはあなたの本当の居場所じゃない。我慢しなくていい。逃げていい。辞めていい。
— 高田侑 (@takada_yu) February 16, 2019
漫画『うなぎ鬼』の原作は、高田先生の小説です。
『うなぎ鬼』の他にも、高田先生は小説を出しています。
高田先生の作品
※スマホは横スクロールできます
| 作品名 | 顔なし子 | いつか夜の終わりに | 家政婦トミタ |
| 作品画像 |   |
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また、高田先生の日常が気になる方は、先生のTwitter(@takada_yu)を覗いてみましょう。
漫画：落合先生
落合先生は、『うなぎ鬼』以外にも漫画を描いています。
落合先生の作品
※スマホは横スクロールできます
| 作品名 | 天獄の島 | タナトス | BLOOD |
| 作品画像 |   |
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『うなぎ鬼』を読んだ人にオススメの漫画5選
『うなぎ鬼』を読んだ人にオススメの漫画を5つ選びました。
次に読む漫画の参考にどうぞ。
- 外道の歌
- ギフト±
- 復讐の未亡人
- モンキーピーク
- ガンニバル
外道の歌
その復讐、代行します
罪を犯したのにも関わらず、安穏と世にのさばる犯罪者たちに、復讐屋の主人公が制裁を与えていく話。ダークな世界観ながらも優しい雰囲気を感じさせてくれます。
ギフト±
命の価値は同じじゃない
人体解体を得意とする女子高生が、犯罪者を捕まえて解体し、臓器を然るべき人に売り渡す話。世の犯罪者に復讐するという点では『外道の歌』と同じです。
復讐の未亡人
会社に復讐する女の動機とは
夫を自殺させた会社に妻が潜入して、1人1人復讐していく話。ドロドロとした昼ドラが好きな人にオススメの漫画です。
モンキーピーク
さようなら、楽しい登山
会社の企画で登山に行った製薬会社の社員たちが、巨大猿による惨殺に巻き込まれる話。単純なパニックホラーかと思いきや、その裏にしっかりとミステリーが組み込まれているのが面白いです。
ガンニバル
ようこそ、人喰い村へ
警官として村に引っ越した男が、村のヤバイ風習に巻き込まれる話。論理が通じない集団に投げ込まれた緊張感が、ヒシヒシと伝わってきてドンドン引き込まれます。
↓アプリで読む
以上が、オススメ漫画5選です。
気になる作品があれば、ぜひどうぞ。
では、今回はこれで終わります。
アプリで『うなぎ鬼』を読む
※うなぎ鬼は2021/9/30まで公開。
